2020-07-27から1日間の記事一覧

31. 平野藤四郎

<短刀 銘:吉光(名物:平野藤四郎)> ・鎌倉時代 ・粟田口藤四郎吉光 作 ・山里御文庫(宮内庁)所蔵 ・享保名物帳 ・皇室御物 「享保名物帳」の副本の1番目に記載される。 その出来から吉光の白眉ともいわれ、皇室御物であり上皇后の御枕刀として使われ…

29. 骨喰藤四郎

薙刀直シ刀<無銘:伝粟田口吉光(名物:骨喰藤四郎)> ・鎌倉時代 ・粟田口藤四郎吉光 作 ・重文指定日 1925.04.24 ・豊国神社(京都市)所有 ・京都国立博物館 寄託 ・享保名物帳(焼失の部) <作者> 吉光が打った薙刀で、時期は不明だが戦国期に脇差に…

27. 鯰尾藤四郎

<脇指 銘:吉光(名物:鯰尾藤四郎)> ・鎌倉時代 ・粟田口吉光 作 ・徳川美術館(愛知県)所蔵 ・享保名物帳(焼失の部) <名前の由来> 薙刀から脇差に磨り上げられたため、刀身がふっくらしていたことから鯰尾と名付けられた。 <来歴> 織田信雄から…

25. 一期一振

<太刀 額銘:吉光(名物:一期一振)> ・鎌倉時代 ・粟田口吉光 作 ・皇室御物 ・享保名物帳(焼失の部) ログイン台詞の「露とおち 露と消えにし わが身かな 浪速のことも 夢のまた夢」は秀吉の有名な辞世の句である。 <名前の由来> 吉光によって打たれ…

23. 鳴狐

<太刀 銘:左兵衛藤原国吉(号:鳴狐)> ・鎌倉中期 ・粟田口国吉 作 ・重文指定日 1931.01.19 ・東京国立博物館 所蔵 <作者> 粟田口則国の子とされている国吉によって打たれた刀。 打刀としては珍しく平造であるため何らかの依頼で特注されたのではない…

21. 鬼丸国綱

<太刀 銘:国綱(名物:鬼丸国綱)> ・鎌倉初期 ・粟田口国綱 作 ・山里御文庫御剣庫(宮内庁)所蔵 ・享保名物帳 ・皇室御物 <作者> 粟田口の始祖とされる6兄弟の末子・国綱によって打たれた太刀で天下五剣の1つ。 <名前の由来> 鎌倉幕府初代執権・…

19. にっかり青江

<金象嵌 羽柴五郎左衛門尉長重所持(名物:にっかり青江)> ・平安-南北朝時代 ・備中青江派 作 ・重美認定日 1940.09.27 ・丸亀市立資料館 所蔵 <作者> 南北朝期に活躍した中青江の貞次によって打たれた太刀といわれている。 <名前の由来> にっかり…

17. 数珠丸恒次

<太刀 銘:恒次(名物:数珠丸恒次)> ・平安-鎌倉時代 ・青江恒次 作 ・重文指定日 1950.04.13 ・本興寺(兵庫県尼崎市)所蔵 ・享保名物帳(行方不明) 天下五剣の1つに数えられる。 <作者> 後鳥羽上皇の御番鍛冶を勤めた古青江初代・青江恒次が打っ…

15. ソハヤノツルキ

「革柄蝋色鞘刀<無銘(伝三池光世作)/裏ニ「妙純傳持ソハヤノツルキ」/表ニ「ウツスナリ」ト刻ス>」 ・平安末期-鎌倉時代 ・三池典太光世作(?) ・重文指定日 1911.04.17 徳川家康の遺愛刀で、家康の死後霊刀として家康が葬られた久能山東照宮に納めら…

13. 大典太光世

<太刀 銘:光世作(名物:大典太)> ・平安時代 ・筑後の刀工:三池伝太光世 作 ・重文指定日 1956.06.28 ・国宝指定日 1957.02.19 ・前田育徳会 所蔵 <作者> 三池典太光世初代の作といわれ、初代の唯一の在銘太刀である。 天下五剣の1つに数えられ、尊…

11. 今剣

<モチーフとなった刀剣> 「義経記」で源義経の守り刀と記される短刀 ・義経が自害する際に用いたとして有名な刀 ・宗近が鞍馬山に参拝した際に奉納し、東光坊蓮忍が「今剣」と名付けたといわれる ・義経がお寺に預けられた際に守り刀として授けられたとさ…

9. 岩融

<モチーフとなった刀剣> 「義経記」で武蔵坊弁慶が振るったと記される薙刀。 ・三条宗近がうった薙刀とされ、刃の部分だけでも1m以上だといわれている ・三日月のように反り返った刃を持つと称される ・名の由来は不明。弁慶は「岩透」という太刀を佩い…