刀剣乱舞

81. 宗三左文字

<刀 義元左文字 金象嵌銘:永禄三年五月十九日義元討捕刻彼所持刀 織田尾張守信長(名物:宗三左文字)> ・南北朝時代 ・左文字(筑州住左) ・重文指定日 1923.3.28 ・建勲神社(京都府)所蔵 ・享保名物帳(焼失の部) ・再刃 正宗十哲の1人、筑前国左…

79. 江雪左文字

<太刀 銘:筑州住左(名物:江雪左文字)> ・南北朝時代 ・筑州住左 ・重文指定日 1933.01.23 ・国宝指定日 1951.06.09 ・ふくやま博物館(福山市所有) ・御家名物 筑前の左文字派の刀工で、相州正宗十哲の1人、 左衛門三郎安吉が打った、唯一の現存太刀…

77. 小竜景光

<太刀 銘:備前国長船住景光 元亨二年五月日(号:小竜景光)> ・鎌倉末期 ・備前長船景光 ・重文指定日 1949.02.18 ・国宝指定日 1952.11.22 ・東京国立博物館 所蔵 備前長船派3代目・景光によって打たれた太刀で はばき元に精緻な倶利伽羅竜が彫られて…

75. 大般若長光

<太刀 銘:長光(号:大般若長光)> ・鎌倉-室町時代 ・備前長船長光 ・重文指定日 1931.12.14 ・国宝指定日 1951.06.09 ・東京国立博物館 所蔵 備前長船派の刀工で、光忠の子・長光によって打たれた太刀で 室町時代以来の大名物と謳われる長光の傑作であ…

73. 燭台切光忠

<刀 無銘:備前光忠(号:燭台切光忠)> ・鎌倉時代 ・備前長船光忠 ・徳川ミュージアム 所蔵 ・焼身、再刃 備前長船派の事実上の祖として知られている光忠によって打たれた太刀。 伊達政宗が豊臣秀吉から下賜された翌日にふざけた秀吉に揶揄われた光忠が…

71. 亀甲貞宗

<刀 無銘:貞宗(名物:亀甲貞宗)> ・鎌倉末-南北朝初期 ・相模国彦四郎貞宗 作 ・重文指定日 1936.05.06 ・国宝指定日 1965.05.29 ・東京国立博物館 所蔵 ・享保名物帳 相州貞宗の代表作といわれ、刃紋は乱れ刃で茎に大磨上のあとに刻まれた亀甲菊花文様…

69. 太鼓鐘貞宗

<短刀 無銘:貞宗(名物:太鼓鐘貞宗)> ・鎌倉末-南北朝初期 ・相模国彦四郎貞宗 作 ・重美認定日 1934.07.31 ・重文指定日 1938.07.04 ・個人所蔵 ・享保名物帳 相州貞宗が打った短刀の中で最も小ぶりで、堺の太鼓鐘という名の町人が持っていたことが名…

67. 物吉貞宗

<短刀 無銘:相州貞宗(名物:物吉貞宗)> ・鎌倉末-南北朝初期 ・相州貞宗 作 ・重文指定日 1953.11.14 ・徳川美術館 ・享保名物帳 相州正宗の子・貞宗によって打たれた脇差で、現存する貞宗の刀剣は基本無銘の極め品であり、本刀は、短刀として重要文化…

65. 蜻蛉切

<大笹穂槍 銘:藤原正真(号:蜻蛉切)> ・室町時代 ・藤原正真 作 ・県指定文化財指定日(静岡県)1955.02.25 ・佐野美術館 寄託(個人蔵) 三河文殊派(三河に移った村正一派)の藤原正真によって打たれた槍で、 天下三名槍の1つに数えられる。 「大笹…

63. 千子村正

初代村正の千子村正によって打たれた刀の通称。 生年は室町中期の1500年以前で、伊勢桑名で活躍した刀工であり、 「村正派」の祖であるが、特定の号ではない。 2代目関兼定(之定)は村正と交流があり、秘伝を受けたともいわれている。 村正の刀は武器として…

61. 愛染国俊

<短刀 銘:国俊(名物:愛染国俊)> ・鎌倉末期 ・二字国俊 作 ・重文指定日 1935.04.30 ・個人所蔵 ・享保名物帳 来派の刀工。国俊によって打たれた短刀で銘の上に愛染明王が刻まれている。 (蛍丸を打った国俊と二字国俊は作風が違うため別人とされてい…

59. 蛍丸

<太刀 銘:来国俊 永仁五年三月一日(名物:蛍丸)> ・鎌倉末期 ・来国俊 作 ・重文指定日 1931.12.14 ・行方不明 ・復元 2017.06.17 来国行の子・国俊によって打たれた大太刀。 南北朝時代、南側の武将・阿蘇惟澄が佩刀していたといわれている。 1336.04.…

57. 明石国行

<太刀 銘:国行(号:明石国行)> ・鎌倉時代 ・来国行 作 ・重文指定日 1937.05.25 ・国宝指定日 1953.03.31 ・刀剣博物館(墨田区)所蔵 山城国来派の実質的な祖である刀工・国行によって打たれた太刀。 国行の最盛期は1259-61年であり、本刀は来派の特…

55. 鶯丸

<太刀 銘:備前国友成(号:鶯丸)> ・平安末期 ・備前友成 ・皇室御物 ・山里御文庫御剣文庫(宮内庁)所蔵 古備前派の刀工・友成によって打たれた太刀で、「友成」作の中で最も古く、刀工の個銘がわかる日本刀としても最も古い刀。 室町時代には既に「鶯…

53. 大包平

<太刀 銘:備前国包平作(名物:大包平)> ・平安末期 ・備前国包平 作 ・重文指定日 1936.09.18 ・国宝指定日 1951.06.09 ・東京国立博物館 所蔵 ・享保名物帳 古備前派の刀工・包平によって打たれた太刀で、健全無比の大作で、包平作中の白眉とされるだ…

51. 包丁藤四郎

包丁藤四郎は名物の刀と、重要美術品に認定されている刀の2本存在する。 <短刀 銘:吉光(名物:包丁藤四郎)> ・鎌倉時代 ・粟田口藤四郎吉光 ・享保名物帳(焼失の部) 江州多賀城主・多賀豊後守高忠は京都所司代として令名のあった人だが、 料理にも精…

49. 薬研藤四郎

<短刀 銘:吉光(名物:薬研藤四郎)> ・鎌倉中期 ・粟田口藤四郎吉光 ・享保名物帳(焼失の部) 1500.04.09に室町時代の武将・畠山長政が戦に敗れ、本刀で切腹しようとするが、 何故か切れず苛立った長政が刀を投げ捨てると、鉄製の薬研を表裏に貫き、 「…

47. 五虎退

<短刀 銘:吉光(号:五虎退)> ・鎌倉中期 ・粟田口藤四郎吉光 ・重美認定日 1937.12.29 ・上杉博物館 寄託(個人蔵) 足利義満が派遣した遣明使が五匹の虎に襲われた際に、この短刀で追い払ったという逸話からこの名が付いた。 その後、義満より朝廷に献…

45. 乱藤四郎

<短刀 銘:吉光(名物:乱藤四郎)>・鎌倉中期 ・粟田口藤四郎吉光 ・重美認定日 1940.09.27 ・享保名物帳 吉光の打った短刀の中で、本刀の刃紋だけが乱れているためにこの名が付いた。 室町幕府の管領であった細川勝元が所持しており「細川の乱藤四郎」と…

43. 博多藤四郎

<短刀 銘:吉光(名物:博多藤四郎)> ・鎌倉中期 ・粟田口藤四郎吉光 ・重文指定日 1931.12.14 ・東京国立博物館 所蔵 ・享保名物帳(追記の部) 筑前福岡藩主初代・黒田長政が博多の豪商から買い上げたことが名の由来。 2代目・忠之より、豊前小倉初代藩…

41. 秋田藤四郎

<短刀 銘:吉光(名物:秋田藤四郎)> ・鎌倉中期 ・粟田口藤四郎吉光 ・重美認定日 1937.02.16 ・重文指定日 1956.06.27 ・京都国立博物館 所蔵 ・御家名物 豊臣秀吉に仕えた秋田城介が所持していたことが名の由来。 秋田家は鎌倉期以来の名家であり、江…

39. 前田藤四郎

<短刀 銘:吉光(名物:前田藤四郎)> ・鎌倉中期 ・粟田口藤四郎吉光 ・重文指定日 1933.01.23 ・前田育徳会 所蔵 ・享保名物帳 前田利政が所持していたことが名の由来。 利政は利家の次男で、関ヶ原の戦いにおいて西軍に与して、 兄・利長を攻撃したため…

37. 信濃藤四郎

<短刀 銘:吉光(名物:信濃藤四郎)> ・鎌倉中期 ・粟田口藤四郎吉光 ・重文指定日 1934.04.30 ・致道博物館 所蔵 1605年に従五位下信濃守に叙された徳川家康の家臣・永井尚政が所持していたのが由来 1608.0911に尚政が逝去し、遺品として1626年に徳川家…

35. 後藤藤四郎

<短刀 銘:吉光(名物:後藤藤四郎)> ・鎌倉中期 ・粟田口藤四郎吉光 作 ・重文指定日 1953.11.14 ・国宝指定日 1954.03.20 ・徳川美術館 所蔵 ・享保名物帳 <作者> 粟田口吉光が打った短刀の中では27.7㎝と大ぶりで華やかな刀。 <名前の由来> 江戸期…

33. 厚藤四郎

<短刀 銘:吉光(名物:厚藤四郎)> ・鎌倉時代 ・粟田口藤四郎吉光 作 ・重文指定日 1955.06.22 ・国宝指定日 1956.06.28 ・東京国立博物館 所蔵 ・享保名物帳 <作者> 粟田口吉光が打った短刀の中でも寸法が短くきわめて小ぶりであるが、 元重ねが1㎝…

31. 平野藤四郎

<短刀 銘:吉光(名物:平野藤四郎)> ・鎌倉時代 ・粟田口藤四郎吉光 作 ・山里御文庫(宮内庁)所蔵 ・享保名物帳 ・皇室御物 「享保名物帳」の副本の1番目に記載される。 その出来から吉光の白眉ともいわれ、皇室御物であり上皇后の御枕刀として使われ…

29. 骨喰藤四郎

薙刀直シ刀<無銘:伝粟田口吉光(名物:骨喰藤四郎)> ・鎌倉時代 ・粟田口藤四郎吉光 作 ・重文指定日 1925.04.24 ・豊国神社(京都市)所有 ・京都国立博物館 寄託 ・享保名物帳(焼失の部) <作者> 吉光が打った薙刀で、時期は不明だが戦国期に脇差に…

27. 鯰尾藤四郎

<脇指 銘:吉光(名物:鯰尾藤四郎)> ・鎌倉時代 ・粟田口吉光 作 ・徳川美術館(愛知県)所蔵 ・享保名物帳(焼失の部) <名前の由来> 薙刀から脇差に磨り上げられたため、刀身がふっくらしていたことから鯰尾と名付けられた。 <来歴> 織田信雄から…

25. 一期一振

<太刀 額銘:吉光(名物:一期一振)> ・鎌倉時代 ・粟田口吉光 作 ・皇室御物 ・享保名物帳(焼失の部) ログイン台詞の「露とおち 露と消えにし わが身かな 浪速のことも 夢のまた夢」は秀吉の有名な辞世の句である。 <名前の由来> 吉光によって打たれ…

23. 鳴狐

<太刀 銘:左兵衛藤原国吉(号:鳴狐)> ・鎌倉中期 ・粟田口国吉 作 ・重文指定日 1931.01.19 ・東京国立博物館 所蔵 <作者> 粟田口則国の子とされている国吉によって打たれた刀。 打刀としては珍しく平造であるため何らかの依頼で特注されたのではない…