<太刀 銘:有成(号:石切丸)>
・平安時代
・三条有成作
・重美認定日 1939.02.22
・石切劔箭神社 所蔵
<作者>
三条有成は河内での三条宗近であるという説もあるが、宗近の子という説もある。
石切劔箭神社にある現存太刀は再刃だが、姿も鍛えも三条派を汲んだ
非常に出来が良いといわれている。
<来歴>
「平治物語」の逸話に源頼朝の長兄・義平が、後白河法皇より拝領したといわれる源氏重代の太刀「石切」を佩刀していたと記されている。
義平は「鎌倉悪源太」の異名を持ち恐れられた河内の武将であり
この太刀も有成作であるため現存太刀と同一の可能性はあるが特定には至っていない。