15. ソハヤノツルキ

「革柄蝋色鞘刀<無銘(伝三池光世作)/裏ニ「妙純傳持ソハヤノツルキ」/表ニ「ウツスナリ」ト刻ス>」

 

・平安末期-鎌倉時代

・三池典太光世作(?)

・重文指定日 1911.04.17

 

徳川家康の遺愛刀で、家康の死後霊刀として家康が葬られた久能山東照宮に納められた。

 

 

<作者>

 無銘だが、三池典太光世の作といわれている。

 刀身は平安期のものだが、切付銘は室町期のものとみられている。

 

<名前の由来>

 坂上田村麻呂が佩刀していた「ソハヤの剣」の写しとされている。

 

<来歴>

 家康までの来歴は不明。

 東照宮の宝物台帳には1584年頃に織田信長の子・信雄より贈られたと記されるが特定には至っていない。

 

 1960年に刀匠・宮入昭平によって模造刀が打たれ、東照宮に納められた。