2020-08-04から1日間の記事一覧

89. 歌仙兼定

室町後期に活躍した、歴代和泉守兼定の中で随一といわれる 2代目・通称「之定」が打った刀。 持ち主であった細川忠興が36人の家臣を手討ちにしたという逸話から、 「三十六歌仙」にちなんで名が付けられたといわれている。 1644.02.29に忠興より、側室の円…

87. 大和守安定

江戸期に紀伊で生まれた刀工で、30歳を前に江戸を出て、 和泉守兼重に師事したといわれる大和守安定がうった刀。 反りが浅く、剣先も極めて細い作風だったため、よく斬れるが 扱いにくかったために安価だったと言われている。 加州清光と同じく、沖田総司の…

85. 加州清光

南北朝-江戸期にかけて、加賀で興った刀工・加州清光によって打たれた刀。 江戸初期に6代目・清光が飢饉によって、貧しく非人小屋で刀を打っていたのが有名。 この6代目清光の時に、加賀藩主より腕を認められ、 「清光」の名と前田家由来の「梅鉢」の紋の使…