<無銘:郷義弘(名物:村雲江)> ・室町時代 ・郷義弘 作 ・重美認定日 1934.12.20 ・重文指定日 1952.03.29 ・現在 個人蔵(大阪) 越中の郷義弘作と極めの刀で、 本阿弥光徳にが江州から取り出し太閤であった豊臣秀吉の目に入れたところ 波紋の沸が「村…
鎌倉初期に備前国で活躍した福岡一文字の祖にあたる刀工 後鳥羽上皇に集められた12人の御番鍛冶の1人で、 則宗は、1月(正月)を担当した 則宗は「菊一文字則宗」として多く知られているが、 実際に則宗の刀に菊花紋を刻んだものはなく 後鳥羽上皇による菊花…
<金象嵌銘:泛塵 真田左衛門帯之> ・室町時代 ・宇多国次 作 ・現在 所在不明 鎌倉後期に大和の宇陀郡より越中に移住した古入道国光を祖とする宇多派の1人。 真田幸村の佩刀として知られているが、 1615年・大阪夏の陣にて幸村が戦死した後に 幸村が14年過…
千鳥十文字槍とは、比較的太い湾曲した刃が穂から左右上向きに 十文字の形になっている槍の一種。 十文字の刃が上向きになっているのが、 千鳥が飛び立つように羽を広げているように見えるためこの名がついた。 「日本で有数な兵」と評される真田幸村の愛槍…
<刀 無銘:義弘(名物:五月雨江)> ・南北朝時代 ・郷義弘 作 ・重文指定日 1939.05.27 ・徳川美術館 所蔵 ・享保名物帳 記載 越中国の郷義弘によって極められた刀で 五月雨の時期に本阿弥家にて極められたためこの名がついた。 本阿弥家より取り出され、…
<短刀 銘:左 筑州住(号:聚楽・太閤左文字)> ・南北朝時代 ・左(筑州住左)作 ・重美認定日 1933.07.25 ・重文指定日 1934.01.30 ・国宝指定日 1952.11.22 ・ふくやま美術館 所蔵 相州正宗十哲の1人、左文字によって打たれた短刀で 昭和後期より豊臣秀…
細川家は、鎌倉時代から江戸時代にかけて栄えた武家であり、 本姓は源氏で、清和源氏・足利家の支流である。 <肥後細川家> 1. 藤孝(丹後宮津城主) 山内一豊より「小夜左文字」を譲渡される 2. 忠興(初代小倉藩主) 「歌仙兼定」の持ち主であり名の由…
加賀前田家藩祖・利家 →1595年頃、秀吉より「大典太光世」を拝領した。 初代・利長 →秀吉より「平野藤四郎」を拝領し、1605.06.28に徳川秀忠に献上した。 2代・利常 →1616年に直之より「前田藤四郎」が献上された。 (前田直之は利家の次男・利政の子で、召…
3. 三日月宗近(三条)-三条宗近作 1992年寄贈。 足利家、豊臣秀吉、高台院、徳川家を経て、天下五剣として伝来した。 haru7.hatenablog.jp 23. 鳴狐(粟田口)-粟田口国吉作 1992年寄贈。 石黒甚兵衛、館林秋元家に伝来した。 haru7.hatenablog.jp 33. 厚…
<太刀 無銘:福岡一文字(名物:日光一文字)> ・鎌倉時代 ・福岡一文字 作 ・重文指定日 1933.01.23 ・国宝指定日 1952.03.29 ・福岡市立博物館 所蔵 ・享保名物帳 備前福岡一文字が打った太刀で無銘ながらも福岡一文字派の傑作といわれる。 日光権現(現…
<黒漆脇差拵(号:治金丸)> ・室町時代(?) ・作者不明 ・重文指定日 2002.06.26 ・国宝指定日 2006.06.09 ・那覇市歴史博物館 所蔵 琉球王国の王族・尚家に伝来した宝剣の1つ。 1522年に宮古島の豪族・仲宗根豊見親玄真が琉球王国第2尚氏王統、第3…
<太刀 銘:行平作(名物:地蔵行平)> ・平安末ー平安初期 ・豊後国行平 作 ・享保名物帳(焼失の部) 豊後の刀工・行平によって打たれた太刀。 地蔵菩薩が彫られているために名付けられた。 足利家に伝来し、6代目・義教の所有のあと、北条氏綱へ渡り そ…
<太刀 銘:豊後国行平作(号:古今伝授の太刀)> ・平安末期-鎌倉前期 ・豊後国行平 作 ・重文指定日 1934.01.30 ・国宝指定日 1951.06.09 ・永青文庫 所蔵 豊後の刀工・行平によって打たれた太刀 細川幽斎は足利将軍家、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に…
<太刀 無銘:一文字(号:山鳥毛)> ・鎌倉時代 ・福岡一文字 作 ・重美認定日 1937.12.24 ・重文指定日 1940.05.30 ・国宝指定日 1952.03.29 ・備前長船刀剣博物館 所蔵 備前の刀工・福岡一文字の作とされるが、長尾家の伝来は長船兼光が打ったともされて…
<刀 朱銘:義弘 本阿(花押)光常(名物:松井江)> ・南北朝時代 ・郷義弘 作 ・重美認定日 1935.12.18 ・重文指定日 1954.03.20 ・佐野美術館 所蔵 ・享保名物帳 越中の刀工・郷義弘極めの刀で、本阿弥光常によって朱銘が入れられた。 細川幽斎からその…
江戸後期に、江戸を拠点に活躍した刀工「江戸三作」の1人、源清磨が打った刀の総称。 四谷に居を構えていたため「四谷正宗」とまで呼ばれていた。 本名は、山浦環。初めは「正行」で、次に「秀寿」と銘打っていた。 「山浦環」銘も確認されている。 兄の真…
江戸後期に、江戸を拠点に活躍した刀工「江戸三作」の1人、水心子正秀が打った刀の総称。 南北朝-室町初期頃の古刀を理想とし、その再現に生涯を費やし 様々な刀工に入門して、備前伝、相州伝を中心に五力伝を研究したという。 各地で失われつつあった古刀…
<金象嵌銘:義弘 本阿(花押)(光徳) 本多美濃守所持(名物:桑名江)> ・南北朝時代 ・郷義弘 作 ・重美認定日 1934.07.31 ・重文指定日 1937.05.25 ・京都国立博物館 所蔵 ・享保名物帳 郷義弘に打たれた刀で大磨上無銘だが、本阿弥光徳により極められ…
<青貝微塵塗腰刀拵 刀身無銘(号:北谷菜切)> ・室町時代? ・作者不明 ・重文指定日 2002.06.26 ・国宝指定日 2006.06.09 ・那覇市歴史博物館 所蔵 琉球王家、尚家伝来の宝剣の1つ。 古く北谷間切の家に伝わったとみられるが、詳細は不明。 無銘で作者…
1650年頃の江戸前期に、肥前佐賀藩士だった肥前忠広が打った刀の総称。 刀剣乱舞の肥前忠広は、 元は坂本家に伝わる家宝の1つであり、とても高価であったとされる。 1862年3月に坂本龍馬が土佐脱藩の際に、家から持ち出し、外装を売ったといわれる。 後に…
江戸時代後期、1830-43年頃に活躍した 土佐で刀鍛冶一族だった森岡南海太郎朝尊が打った刀の総称。 朝尊は、著書を3冊書くほど好学の士であり、森岡家系図も作っており、尊良親王に発するという。 1852年6月「刀剣五行論」 ...漢文で五行説の観点から刀剣…
<銘:吉光> ・鎌倉時代 ・粟田口藤四郎吉光 作 ・重文指定日 1909.09.21 ・国宝指定日 1952.03.29 ・白山比咩神社(所有) ・石川県立美術館(寄託) 粟田口吉光によって打たれた両刃の剣で 国吉、吉光の剣の中でも名作として知られている。 1632.12.13に…
<大太刀 無銘(号:祢々切丸)> ・南北朝時代 ・作者不明 ・重文指定日 1967.06.15 ・日光二荒山神社 所蔵 作風より、備前系の影響が窺えるものの作者は不明。 詳細は不明だが、日光山中に棲む「祢々」という妖怪を退治したことが由来とされる。 「祢々」…
<刀 無銘:義弘(名物:豊前江)> ・南北朝時代 ・郷義弘 作 ・重美認定日 1937.05.27 ・重文指定日 1949.02.18 ・所在不明 ・御家名物 越中国の刀工・郷義弘が打った太刀で、義弘の作中で最も華やかな出来の優品である。 長寸の太刀を磨り上げて、打刀に…
<刀 銘:本作長義 天正十八年庚寅五月三日ニ九州日向住国広銘打 天正十四年七月二十一日小田原参府之時従屋形様皮下置也長尾新五郎平朝臣顕長所持> ・南北朝時代 ・長船長義 作 ・重美認定日 1939.09.06 ・重文指定日 1949.02.18 ・徳川美術館 所蔵 正宗十…
<金装宝剣拵 刀身 無銘(号:千代金丸)> ・重文指定日 2002.06.26 ・国宝指定日 2006.06.09 ・那覇市歴史博物館 所蔵 琉球王国の王族・尚家に伝来した宝剣の1つ。 尚家の由来記によると、14世紀に北山王・攀安知が所持した宝刀で、 1416年に安知は、中山…
<刀 無銘:一文字(名物:南泉一文字)> ・鎌倉時代 ・福岡一文字 作 ・重美認定日 1941.09.24 ・重文指定日 1954.03.20 ・徳川美術館 所蔵 備前の刀工一派、福岡一文字の刀工によって打たれた刀だが、大磨上無銘である。 元は足利将軍家の蔵刀で、研ぎに…
明確な基準はないが、静御前の名にちなんだ実戦用で身幅が狭く反りが浅い薙刀の総称。 静御前は、源義経の愛妾だった白拍子であり、実際に薙刀を使ったのかは不明だが、 徳川将軍家、前田家などに、静が使ったという薙刀が伝わっており、逸話も残されている…
<短刀 無銘:正宗(名物:日向正宗)> ・鎌倉末期 ・相州正宗 作 ・重美認定日 1935.08.03 ・重文指定日 1941.07.03 ・国宝指定日 1952.11.22 ・三井記念美術館 所蔵 ・享保名物帳 正宗の刀は最も多く国宝指定されているが、鎌倉幕府のお抱え刀工であった…
<太刀 銘:長光(号:小豆長光)> ・鎌倉後期-室町初期 ・長船長光 作 ・重美認定日 1937.12.24 古来より、上杉謙信の愛刀として伝わるが「小豆」の号を持つ刀は他にもあり、 いずれも詳細は不明。 元は、越後の百姓が所持していたといわれ、百姓と共にい…