<金象嵌銘:泛塵 真田左衛門帯之>
・室町時代
・宇多国次 作
・現在 所在不明
鎌倉後期に大和の宇陀郡より越中に移住した古入道国光を祖とする宇多派の1人。
真田幸村の佩刀として知られているが、
1615年・大阪夏の陣にて幸村が戦死した後に
幸村が14年過ごしたという紀州の高野山より売りに出された。
江戸後期の幕末には、紀州藩士の野呂某が所有していたが、
それ以前の来歴も、以降の来歴もわかっておらず
現在も所在不明。
茎には金象嵌で「泛塵 真田左衛門帯之」と刻まれており
堀川国広によって磨上げられたとも刻まれている。