2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧
細川家は、鎌倉時代から江戸時代にかけて栄えた武家であり、 本姓は源氏で、清和源氏・足利家の支流である。 <肥後細川家> 1. 藤孝(丹後宮津城主) 山内一豊より「小夜左文字」を譲渡される 2. 忠興(初代小倉藩主) 「歌仙兼定」の持ち主であり名の由…
加賀前田家藩祖・利家 →1595年頃、秀吉より「大典太光世」を拝領した。 初代・利長 →秀吉より「平野藤四郎」を拝領し、1605.06.28に徳川秀忠に献上した。 2代・利常 →1616年に直之より「前田藤四郎」が献上された。 (前田直之は利家の次男・利政の子で、召…
3. 三日月宗近(三条)-三条宗近作 1992年寄贈。 足利家、豊臣秀吉、高台院、徳川家を経て、天下五剣として伝来した。 haru7.hatenablog.jp 23. 鳴狐(粟田口)-粟田口国吉作 1992年寄贈。 石黒甚兵衛、館林秋元家に伝来した。 haru7.hatenablog.jp 33. 厚…
<太刀 無銘:福岡一文字(名物:日光一文字)> ・鎌倉時代 ・福岡一文字 作 ・重文指定日 1933.01.23 ・国宝指定日 1952.03.29 ・福岡市立博物館 所蔵 ・享保名物帳 備前福岡一文字が打った太刀で無銘ながらも福岡一文字派の傑作といわれる。 日光権現(現…
<黒漆脇差拵(号:治金丸)> ・室町時代(?) ・作者不明 ・重文指定日 2002.06.26 ・国宝指定日 2006.06.09 ・那覇市歴史博物館 所蔵 琉球王国の王族・尚家に伝来した宝剣の1つ。 1522年に宮古島の豪族・仲宗根豊見親玄真が琉球王国第2尚氏王統、第3…
<太刀 銘:行平作(名物:地蔵行平)> ・平安末ー平安初期 ・豊後国行平 作 ・享保名物帳(焼失の部) 豊後の刀工・行平によって打たれた太刀。 地蔵菩薩が彫られているために名付けられた。 足利家に伝来し、6代目・義教の所有のあと、北条氏綱へ渡り そ…
<太刀 銘:豊後国行平作(号:古今伝授の太刀)> ・平安末期-鎌倉前期 ・豊後国行平 作 ・重文指定日 1934.01.30 ・国宝指定日 1951.06.09 ・永青文庫 所蔵 豊後の刀工・行平によって打たれた太刀 細川幽斎は足利将軍家、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に…
<太刀 無銘:一文字(号:山鳥毛)> ・鎌倉時代 ・福岡一文字 作 ・重美認定日 1937.12.24 ・重文指定日 1940.05.30 ・国宝指定日 1952.03.29 ・備前長船刀剣博物館 所蔵 備前の刀工・福岡一文字の作とされるが、長尾家の伝来は長船兼光が打ったともされて…
<刀 朱銘:義弘 本阿(花押)光常(名物:松井江)> ・南北朝時代 ・郷義弘 作 ・重美認定日 1935.12.18 ・重文指定日 1954.03.20 ・佐野美術館 所蔵 ・享保名物帳 越中の刀工・郷義弘極めの刀で、本阿弥光常によって朱銘が入れられた。 細川幽斎からその…
江戸後期に、江戸を拠点に活躍した刀工「江戸三作」の1人、源清磨が打った刀の総称。 四谷に居を構えていたため「四谷正宗」とまで呼ばれていた。 本名は、山浦環。初めは「正行」で、次に「秀寿」と銘打っていた。 「山浦環」銘も確認されている。 兄の真…
江戸後期に、江戸を拠点に活躍した刀工「江戸三作」の1人、水心子正秀が打った刀の総称。 南北朝-室町初期頃の古刀を理想とし、その再現に生涯を費やし 様々な刀工に入門して、備前伝、相州伝を中心に五力伝を研究したという。 各地で失われつつあった古刀…
<金象嵌銘:義弘 本阿(花押)(光徳) 本多美濃守所持(名物:桑名江)> ・南北朝時代 ・郷義弘 作 ・重美認定日 1934.07.31 ・重文指定日 1937.05.25 ・京都国立博物館 所蔵 ・享保名物帳 郷義弘に打たれた刀で大磨上無銘だが、本阿弥光徳により極められ…
<青貝微塵塗腰刀拵 刀身無銘(号:北谷菜切)> ・室町時代? ・作者不明 ・重文指定日 2002.06.26 ・国宝指定日 2006.06.09 ・那覇市歴史博物館 所蔵 琉球王家、尚家伝来の宝剣の1つ。 古く北谷間切の家に伝わったとみられるが、詳細は不明。 無銘で作者…
1650年頃の江戸前期に、肥前佐賀藩士だった肥前忠広が打った刀の総称。 刀剣乱舞の肥前忠広は、 元は坂本家に伝わる家宝の1つであり、とても高価であったとされる。 1862年3月に坂本龍馬が土佐脱藩の際に、家から持ち出し、外装を売ったといわれる。 後に…
江戸時代後期、1830-43年頃に活躍した 土佐で刀鍛冶一族だった森岡南海太郎朝尊が打った刀の総称。 朝尊は、著書を3冊書くほど好学の士であり、森岡家系図も作っており、尊良親王に発するという。 1852年6月「刀剣五行論」 ...漢文で五行説の観点から刀剣…
<銘:吉光> ・鎌倉時代 ・粟田口藤四郎吉光 作 ・重文指定日 1909.09.21 ・国宝指定日 1952.03.29 ・白山比咩神社(所有) ・石川県立美術館(寄託) 粟田口吉光によって打たれた両刃の剣で 国吉、吉光の剣の中でも名作として知られている。 1632.12.13に…
<大太刀 無銘(号:祢々切丸)> ・南北朝時代 ・作者不明 ・重文指定日 1967.06.15 ・日光二荒山神社 所蔵 作風より、備前系の影響が窺えるものの作者は不明。 詳細は不明だが、日光山中に棲む「祢々」という妖怪を退治したことが由来とされる。 「祢々」…