<太刀 銘:長光(号:小豆長光)>
・鎌倉後期-室町初期
・長船長光 作
・重美認定日 1937.12.24
古来より、上杉謙信の愛刀として伝わるが「小豆」の号を持つ刀は他にもあり、
いずれも詳細は不明。
元は、越後の百姓が所持していたといわれ、百姓と共にいた竹俣三河守が本刀が切先に当たった小豆を斬るのを見て、「小豆長光」と名付け買い上げた。
それを後に、主君の上杉謙信に献上したといわれている。
「上杉刀剣台帳」乾六号に記載されている。
だが、謙信の刀には「赤小豆粥」という刀もあり、それとの混同も考えられ、
どちらも来歴も所在も不明で同一の刀なのかも特定には至っていない。