2020-08-27から1日間の記事一覧

146. 謙信景光

<短刀 銘:備州長船景光 元享三年三月日(号:謙信景光)> ・鎌倉時代 ・長船景光 作 ・重文指定日 1952.07.19 ・国宝指定日 1956.06.28 ・埼玉県立歴史と民族の博物館 所蔵 備前長船派景光が打った短刀で、刀の表に「秩父大菩薩」、裏には大威徳明王を表…

144. 篭手切江

<脇指 金象嵌銘:コテ切義弘 本阿(花押)銀象嵌:稲葉丹後守所持(名物:篭手切江)> ・南北朝時代 ・郷義弘 作 ・公益財団法人黒川古文化研究所(西宮市)所蔵 ・享保名物帳 正宗十哲の1人、郷義弘によって打たれた脇差。 由来は不明だが、篭手切とは一…

142. 毛利藤四郎

<短刀 銘:吉光(名物:毛利藤四郎)> ・鎌倉時代 ・粟田口藤四郎吉光 作 ・東京国立博物館 所蔵 毛利輝元の愛刀であったためこの名が付けられた。 輝元より、徳川家康に献上され、1600年・関ヶ原の戦いの際、池田輝政に下賜された。 以降、池田家に伝来し…

140. 巴形薙刀

平安時代、巴形御前所持の名にちなんだものではないが、 江戸時代になり、婦人用として打たれた切先が強く反り、かつ幅広な薙刀の総称。 薙刀は、平安末期より多く使われたが、槍や銃の出現により徐々に減少し、 江戸時代には、装飾品や武家の婦女子の護身用…

138. 御手杵

<大身槍 銘:義助(号:御手杵)> ・室町時代 ・五条義作 作 ・再刃 駿河国島田の刀工・五条義助がうった大身槍で、 蜻蛉切、日本号と共に「天下三名槍」に数えられる。 下総17代目結城晴朝の依頼によって作られたとされる槍。 参勤交代の際には目立つため…

136. 日本号

<大身槍 無銘:金房政次(号:日本号)> ・室町時代後期 ・金房政次(?)作 ・福岡市博物館 所蔵 ・御家名物 作者は不明で無銘だが、大和金房派の作ではと推測される。 蜻蛉切、御手杵と共に天下三名槍の1つである。 元来、皇室名物で正三位の位を賜った…

134. 次郎太刀

<大太刀 朱銘:千代鶴国安 木屋□研之(号:次郎太刀)> ・南北朝時代 ・千代鶴國安 作 ・熱田神社 所蔵 「次郎太刀」というのは俗称で、同じ人物が2振り持つ時に、 長いほうを「太郎」、短いほうを「次郎」と呼ぶ。 来国安の門人で京から越前を中心に移っ…

132. 太郎太刀

「太郎太刀」というのは俗称で、同じ人物が刀を2振り持つときに、 長いほうを「太郎」、短いほうを「次郎」と呼ぶ。 太郎太刀を号とする太刀は複数存在するが、次郎太刀との回想などから 熱田神社に奉納されている「真柄太刀」だと推測される。 <大太刀 無…