2020-07-31から1日間の記事一覧

63. 千子村正

初代村正の千子村正によって打たれた刀の通称。 生年は室町中期の1500年以前で、伊勢桑名で活躍した刀工であり、 「村正派」の祖であるが、特定の号ではない。 2代目関兼定(之定)は村正と交流があり、秘伝を受けたともいわれている。 村正の刀は武器として…

61. 愛染国俊

<短刀 銘:国俊(名物:愛染国俊)> ・鎌倉末期 ・二字国俊 作 ・重文指定日 1935.04.30 ・個人所蔵 ・享保名物帳 来派の刀工。国俊によって打たれた短刀で銘の上に愛染明王が刻まれている。 (蛍丸を打った国俊と二字国俊は作風が違うため別人とされてい…

59. 蛍丸

<太刀 銘:来国俊 永仁五年三月一日(名物:蛍丸)> ・鎌倉末期 ・来国俊 作 ・重文指定日 1931.12.14 ・行方不明 ・復元 2017.06.17 来国行の子・国俊によって打たれた大太刀。 南北朝時代、南側の武将・阿蘇惟澄が佩刀していたといわれている。 1336.04.…

57. 明石国行

<太刀 銘:国行(号:明石国行)> ・鎌倉時代 ・来国行 作 ・重文指定日 1937.05.25 ・国宝指定日 1953.03.31 ・刀剣博物館(墨田区)所蔵 山城国来派の実質的な祖である刀工・国行によって打たれた太刀。 国行の最盛期は1259-61年であり、本刀は来派の特…

55. 鶯丸

<太刀 銘:備前国友成(号:鶯丸)> ・平安末期 ・備前友成 ・皇室御物 ・山里御文庫御剣文庫(宮内庁)所蔵 古備前派の刀工・友成によって打たれた太刀で、「友成」作の中で最も古く、刀工の個銘がわかる日本刀としても最も古い刀。 室町時代には既に「鶯…