101. 蜂須賀虎徹

<刀 銘:長曽祢興里入道虎徹(金象嵌寛永五年乙巳霜月十一日 弐ツ胴裁断

山野加右衛門永久(花押)(号:蜂須賀虎徹)>

・江戸時代

・長曽祢興里虎徹 作

・御家名物

・個人所蔵(詳細不明)

 

1664年8月以降に虎徹によってうたれた打刀。

長曽祢家はもともと甲冑師の一族であり、作品もいくつか現存している。

阿波徳島藩主・蜂須賀家に伝来したため、この名が付いた。

 

1665年に山野加右衛門永久による金象嵌が刻まれている。

 

恐らく本刀は1664年に打たれたもので、3代目藩主・光隆が購入したと思われる。

(もしくは、4代目藩主・綱通によって購入された。)

 

初代藩主・家政の父の代より豊臣秀吉に仕え、秀吉の死後は徳川家康に仕え、

武功をあげるなど、大封を得たうえ藍商人などによる実入りが多く、

蜂須賀侯爵家は富豪家族であった。

 

1933年10月の東京美術俱楽部で行われた蜂須賀家の蔵品入札の際に刀剣11振りが出品されたが、その中に本刀はなく、現在は個人蔵とされているが詳細は分かっていない。