103. 浦島虎徹

<脇指 銘:長曽祢興里 万治三年十二月日 同作彫之(号:浦島虎徹)>

・江戸時代

・長曽祢興里(虎徹)作

・御家名物

・個人所蔵(写しは渡辺美術館所蔵)

 

1660年に長曽祢興里虎徹によって打たれた脇差

表に浦島太郎、裏に蓮華の上に草の倶梨伽羅龍が彫られているためこの名が付いた。

 

因州鳥取藩主・池田家に伝来した。

来歴は不明だが、池田光政が多くの名刀を集めており、

光政の孫で鳥取藩祖・光仲が買い求めたという説がある。

 

現在は個人所蔵で、一般公開がされていないため、

2017年1月に鳥取市の刀匠・金崎秀壽によって写しが作刀され

同市の美術館に本歌の押印と共に常設展示されている。