162. 祢々切丸

<大太刀 無銘(号:祢々切丸)>

南北朝時代

・作者不明

・重文指定日 1967.06.15

日光二荒山神社 所蔵

 

作風より、備前系の影響が窺えるものの作者は不明。

詳細は不明だが、日光山中に棲む「祢々」という妖怪を退治したことが由来とされる。

「祢々」というのは日光付近の方言で河童のことと言われている。

 

現在も日光二荒山に所蔵され、毎年4月13-17日にかけての弥生祭で

当神社の「三口の神刀」の一振りとして、雄鹿の生皮の上に飾られる。