134. 次郎太刀

<大太刀 朱銘:千代鶴国安 木屋□研之(号:次郎太刀)>

南北朝時代

・千代鶴國安 作

熱田神社 所蔵

 

「次郎太刀」というのは俗称で、同じ人物が2振り持つ時に、

長いほうを「太郎」、短いほうを「次郎」と呼ぶ。

 

来国安の門人で京から越前を中心に移った千代鶴國安によって打たれた大太刀。

本刀をも無銘であるが、木屋家によって朱銘で「千代鶴國安」と極めらた刀である。

 

真柄直隆の子・隆基(もしくはその弟・直澄)が所持していたとされ、

同じ人物が所持していたわけではなく、真柄家に伝わる「次郎太刀」である。

 

経緯は不明だが、1570.07.30・姉川の戦いの直後に熊若夫婦によって

1570年8月に熱田神社に奉納された。