116. 大倶利伽羅

<刀 無銘:相州廣光(名物:大倶利伽羅廣光)>

南北朝時代

・相州廣光 作

・重美認定日 1934.12.20

・法人所蔵(大阪府茨木市

享保名物帳

 

大磨上無銘だが、相州廣光が打った太刀。

表に大きな倶利伽羅竜が彫られているために名付けられた。

 

1620.11.21に徳川将軍2代目秀忠より、伊達政宗の子・美作守忠宗に下賜された。

それ以前の来歴は不明だが、以降、戦後まで伊達家に伝来した。

 

伊達家の「剣槍秘録」では春の3号として記録されている。

 

1884年8月に仙台から東京に移された。

1929年3月・日本名宝展覧会に伊達興宗伯爵名義で出品された。

 

1961年の「正宗とその一門」では飯村嘉章氏が所持していた。