186. 治金丸

<黒漆脇差拵(号:治金丸)>

室町時代(?)

・作者不明

・重文指定日 2002.06.26

・国宝指定日 2006.06.09

那覇市歴史博物館 所蔵

 

琉球王国の王族・尚家に伝来した宝剣の1つ。

 

1522年に宮古島の豪族・仲宗根豊見親玄真が琉球王国第2尚氏王統、第3国王である

尚真王に献上されたとされる。(「球陽」より)

(尚家の「治金丸由来記」によると、1500年に真王が八重山諸島を平定したことを祝して、献上された。とある)

 

鍔と切羽が千代金丸とほぼ同じ意匠であることや千代金丸の鍔に「てかね丸」の文字が刻まれていることなどから、「千代金丸と治金丸は何処かで入れ替わった」という説がある。

 

2002年に「琉球王家尚家伝来品」の1つとして、重要文化財に指定された。

2006年に「琉球国王尚家関係資料」の1つとして、沖縄県初の国宝に指定された。