5. 小狐丸
<モチーフとなった刀剣>
刀剣乱舞でモチーフとなっているのは
・能の「小鍛冶」で歌われる刀剣
三条宗近は一条天皇より刀を打てと勅命を受けるが、自分に見合う相槌をふるうものを見つけられず、氏神である稲荷明神へ参拝した。
するとその夜、不思議な童子が現れ相槌を勤め「小狐丸」は誕生し、無事に一条天皇に献上できたというお話。
「小狐丸」と名のついた刀剣は他にもあり
・藤原氏伝来の刀
1152年8月14日に左大臣・藤原頼長が本刀を佩いて、石清水八幡宮に参詣したといわれている。
その後、1162年1月27日に頼長の甥・九条兼実が春日神社に本刀を佩いて、参詣したといわれている。
鎌倉後期には藤原北家嫡流・鷹司家に所蔵されていたが、いつの時代か京都・建仁寺の大統庵所蔵となっていたが、いつの頃か紛失した。