2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

95. 山姥切国広

<刀 銘:九州日向住国広作/天正十八年庚寅弐月吉日平顕長(号:山姥切)> ・安土桃山時代 ・堀川国広 作 ・重文指定日 1962.06.21 ・個人(千葉県)所蔵 1590年2月に堀川国広が、足利城主・長尾顕長からの依頼で長船長義の一振りを写した刀であり、国広の…

93. 陸奥守吉行

江戸中期に活躍した土佐の刀工・陸奥守吉行が打った刀の号。 陸奥守吉行は1650年生まれで、本名は森下平助。 ・坂本龍馬の愛刀 元より坂本家に伝来しており、龍馬が何度も当主であった兄にねだってはいたが なかなかもらえずに、内緒で拝借した。や、押しに…

91. 和泉守兼定

幕末江戸に活躍した、会津11代目兼定が打った刀の号。 「和泉守」の官位を拝領したため、その名で呼ばれる。 11代目と12代目が同一ともいわれており、特定には至っていない。 ・新撰組副長・土方歳三 江戸幕末に活躍した新撰組・鬼の副長の愛刀で、脇差・堀…

89. 歌仙兼定

室町後期に活躍した、歴代和泉守兼定の中で随一といわれる 2代目・通称「之定」が打った刀。 持ち主であった細川忠興が36人の家臣を手討ちにしたという逸話から、 「三十六歌仙」にちなんで名が付けられたといわれている。 1644.02.29に忠興より、側室の円…

87. 大和守安定

江戸期に紀伊で生まれた刀工で、30歳を前に江戸を出て、 和泉守兼重に師事したといわれる大和守安定がうった刀。 反りが浅く、剣先も極めて細い作風だったため、よく斬れるが 扱いにくかったために安価だったと言われている。 加州清光と同じく、沖田総司の…

85. 加州清光

南北朝-江戸期にかけて、加賀で興った刀工・加州清光によって打たれた刀。 江戸初期に6代目・清光が飢饉によって、貧しく非人小屋で刀を打っていたのが有名。 この6代目清光の時に、加賀藩主より腕を認められ、 「清光」の名と前田家由来の「梅鉢」の紋の使…

83. 小夜左文字

<短刀 銘:左 筑州住(名物:小夜左文字)> ・南北朝時代 ・左(筑州住左) ・重美認定日 1936.09.12 ・重文指定日 1952.07.19 ・享保名物帳 ・株式会社ブレストシーブ(大阪府)所蔵 相州十哲の1人、筑前の左文字派の刀工、左衛門尉安吉が打った短刀。 細…

81. 宗三左文字

<刀 義元左文字 金象嵌銘:永禄三年五月十九日義元討捕刻彼所持刀 織田尾張守信長(名物:宗三左文字)> ・南北朝時代 ・左文字(筑州住左) ・重文指定日 1923.3.28 ・建勲神社(京都府)所蔵 ・享保名物帳(焼失の部) ・再刃 正宗十哲の1人、筑前国左…

79. 江雪左文字

<太刀 銘:筑州住左(名物:江雪左文字)> ・南北朝時代 ・筑州住左 ・重文指定日 1933.01.23 ・国宝指定日 1951.06.09 ・ふくやま博物館(福山市所有) ・御家名物 筑前の左文字派の刀工で、相州正宗十哲の1人、 左衛門三郎安吉が打った、唯一の現存太刀…

77. 小竜景光

<太刀 銘:備前国長船住景光 元亨二年五月日(号:小竜景光)> ・鎌倉末期 ・備前長船景光 ・重文指定日 1949.02.18 ・国宝指定日 1952.11.22 ・東京国立博物館 所蔵 備前長船派3代目・景光によって打たれた太刀で はばき元に精緻な倶利伽羅竜が彫られて…

75. 大般若長光

<太刀 銘:長光(号:大般若長光)> ・鎌倉-室町時代 ・備前長船長光 ・重文指定日 1931.12.14 ・国宝指定日 1951.06.09 ・東京国立博物館 所蔵 備前長船派の刀工で、光忠の子・長光によって打たれた太刀で 室町時代以来の大名物と謳われる長光の傑作であ…

73. 燭台切光忠

<刀 無銘:備前光忠(号:燭台切光忠)> ・鎌倉時代 ・備前長船光忠 ・徳川ミュージアム 所蔵 ・焼身、再刃 備前長船派の事実上の祖として知られている光忠によって打たれた太刀。 伊達政宗が豊臣秀吉から下賜された翌日にふざけた秀吉に揶揄われた光忠が…

71. 亀甲貞宗

<刀 無銘:貞宗(名物:亀甲貞宗)> ・鎌倉末-南北朝初期 ・相模国彦四郎貞宗 作 ・重文指定日 1936.05.06 ・国宝指定日 1965.05.29 ・東京国立博物館 所蔵 ・享保名物帳 相州貞宗の代表作といわれ、刃紋は乱れ刃で茎に大磨上のあとに刻まれた亀甲菊花文様…

69. 太鼓鐘貞宗

<短刀 無銘:貞宗(名物:太鼓鐘貞宗)> ・鎌倉末-南北朝初期 ・相模国彦四郎貞宗 作 ・重美認定日 1934.07.31 ・重文指定日 1938.07.04 ・個人所蔵 ・享保名物帳 相州貞宗が打った短刀の中で最も小ぶりで、堺の太鼓鐘という名の町人が持っていたことが名…

67. 物吉貞宗

<短刀 無銘:相州貞宗(名物:物吉貞宗)> ・鎌倉末-南北朝初期 ・相州貞宗 作 ・重文指定日 1953.11.14 ・徳川美術館 ・享保名物帳 相州正宗の子・貞宗によって打たれた脇差で、現存する貞宗の刀剣は基本無銘の極め品であり、本刀は、短刀として重要文化…

65. 蜻蛉切

<大笹穂槍 銘:藤原正真(号:蜻蛉切)> ・室町時代 ・藤原正真 作 ・県指定文化財指定日(静岡県)1955.02.25 ・佐野美術館 寄託(個人蔵) 三河文殊派(三河に移った村正一派)の藤原正真によって打たれた槍で、 天下三名槍の1つに数えられる。 「大笹…